
ほんの少し会話を見直せば、親子関係は激変します。中高一貫校の男子校に長年務めてきた著者が、男子が自立できるための良い親子関係を築くコミュニケーションについて紹介します。子どものやる気のスイッチを切らせないための会話・言葉の選び方など、子供の気持ちに寄り添うことで見えてくる、子供の心理と親の接し方を具体的に指南しています。『女の子の育て方』の著者・漆紫穂子品川女子学院校長が一押しの教育者。
第一章 よりよい親子関係を築くために
第二章 子供がやる気になるとき
第三章 親子のコミュニケーション
第四章 ことばの威力
第五章 聴く力と話す力を磨こう
第六章 男の子を育てるということ
第七章 子供がもっと、伸びていくために
1950年三重県生まれ。東洋大学大学院修士課程修了。74年東京・文京区の京北学園に赴任。上智大学カウンセリング研究所助手を3年間、経験。 人間関係能力に乏しい生徒の現実を目の当たりにして、教育改革を実施。手始めに、「親同士が知り合う」ことを目的にした学習会を開催。会を重ねるごとに「親子の距離が縮まった」「親自身が変わった」など、教育に家庭の力を取り込んでいくことで学習効果を上げ、現役大学進学率が10ポイント近く上昇。この取り組みや、学ぶ意欲・コミュニケーション力を伸ばそうとする授業、偏差値教育で自信を失いかけている生徒の自尊心を育もうとする授業などによって、読売教育賞や数々の教育賞を受賞する。 2001年に同学園3校の学校長に就任後、千葉大学教育学部、東京大学21世紀COE「基礎学力研究開発センター」などとの連携で、「個々の生徒の可能性を伸ばす教育」に着手。千葉大教授をスーパーバイザーに招いての定期的な「教員研修会」、白山高校における「プロジェクト・ベース学習」など、教育界に旋風を巻き起こし、人気校となり受験生も大幅に増える。 子供と向き合う具体的かつ実践的な教育方法について、多くの教師たちが学びに来る“先生の先生”と呼ばれている。東京私学教育研究所学校教育相談研究会委員長として、教員研修や再教育の企画・実施などにも力を注いでいる。 著書に『いま、子供たちが変だ』(丸善ライブラリー)など多数。