
サービス残業、ワークライフバランス、問題社員、パワハラ、情報漏洩、メンタルヘルス…、「人」がリスクとなる時代ゆえに、上司と部下に新しい関係が求められる。人事労務分野弁護士の第一人者が、部下を持つすべての人に向けて「労務コンプライアンス」の重要性と実践を提唱する。
プロローグ 雇用崩壊時代のリストラとワークシェアリング
上司はリストラとどう向き合うか?
上司はワークシェアリングにどう対処するか?
第1章 強い組織をつくる人材マネジメント
性別、年齢、国籍など、多用な人材のまとめ方
育てるべき部下をどう見極め、どう指導するか?
優秀な中途採用者の能力をどう引き出すか?
インターンシップ制度を上手に活用する
部下の成長をどう応援するか?
ギスギスしてきた職場のマネジメントは?
FA制度や公募制度に応募する部下の扱い方
部下の副業、転職をどうバックアップするか?
第2章 問題社員・含み損社員などへの対応
部下の「態度」を人事評価に取り入れる
責任逃れ、不正を働く部下にどう対処するか?
出世を望まない部下と急ぐ部下にどう対処するか?
賃金ダウン、降格を部下に納得させるにはどうするか?
高齢の従業員の処遇システムを整備する
含み損社員を、やむを得ず解雇するには?
第3章 部下をもつ人の人事労務コンプライアンス
サービス残業の少ない職場づくりで公明性を高める
成果で賃金が決まる、みなし労働制と裁量労働制
変形労働時間制を導入するには?
部下が育児・介護休業をとりやすくするには?
人員削減のために部下の転籍が決まったら…
大恐慌下、派遣社員をどうマネジメントするか?
労働関係法規は、もはや時代遅れ!?
第4章 部下のメンタルヘルスを意識する
「健康管理は自己責任」を部下にどう教えるか?
部下が精神障害に陥らないようにするには?
部下のプライバシーを侵害せずに健康管理をするには?
部下にパニック障害が現れたら…
部下が過労死しないようにするには?
パワハラと誤解されないように部下を叱るには?
360度評価や公募制でストレスをためないために
メンタルヘルスの管理を外注化したら…
第5章 知的財産の防衛とリスクマネジメント
企業機密・知的財産権を管理する原理・原則
情報・知識の共有化と守秘義務の徹底を図る
顧客情報などの営業秘密の漏洩を防ぐには?
企業機密の管理を徹底するアクセス基準づくり
従業員の発明に対する対価をどう決める?
戦略的法務部門にふさわしい人材とマネジメントとは?
間接・管理部門の意識変革・組織改革を図る
不祥事やトラブルが発生した場合に真っ先にやるべきこと
内部告発の濫用を防止するルールづくり
インサイダー取引を防止するには?
M&Aで重要な人材を流出させないために
1961年東京大学法学部卒。本業の弁護士のほかに、経営の合理化や改革・再建に40年余の実績を持つ。『日経ビジネス』の人気弁護士ランキングでは常にトップクラス。特に社長・経営幹部向けの講演や指導は「半歩先を読み、問題点を的確に指摘し、解決への方向性を具体的に説く」として定評がある。ズバリ本質をつかむ先見性と実践策を、新鮮さに溢れたわかりやすい言葉で見事に語る。 最近は、活躍の舞台を中国にも広げ、1999年に上海、2006年には北京にも弁護士事務所を開設。 著書には、ベストセラーになった『朝10時までに仕事は片づける』『3分以内に話はまとめなさい』『3分間社長塾』(以上、かんき出版)の他、『上司は「メモ」で仕事を進めなさい』(大和出版)、『人員削減・賃金ダウンの法律実務』(日本経団連出版)など多数。 高井・岡芹法律事務所 http://www.law-pro.jp/