
世の中はプロジェクトだらけ。メンバーは最初はがんばる気になっているのに、どんどん元気が失せていく。その原因は、「過剰管理」にあるという前提のもと、過剰管理が生まれるメカニズムを明らかにしつつ、どうやったら現場のモティベーションが上がるか、学問的にロジカルに解明し、みんながやる気になって楽しみながら結果を出す方法を考察する。
木掛係長物語
はじめに
PART1★過剰管理の生まれるところ
1管理って一体何?
2我々をとりまく管理をたどる
3管理と目標達成のひと筋縄ではいかない関係
4「見える化」が管理にもたらす功罪
5プロジェクトの3段階とモティベーション
PART2★考察!ひととシステムが融合する「経営管理」
1みんな管理は大嫌い
2「経営管理」百年の揺らぎ~19世紀末、経営学の始まり
3「経営管理」百年の揺らぎ~1950年代~1970年代
4「経営管理」百年の揺らぎ~1980年代~現在
5システム軸とひと軸の揺らぎのなかで
6プロジェクトをマネジメントする誇らしさと大変さ
7過剰管理の緩和剤--「例外による管理」という考え方
8過剰管理の緩和剤--表と裏のマネジメント
PART3★自然にみんながやる気になるマネジメントの方法
1「管理する」と「現場に任せる」のジレンマ
2過剰管理に陥らない!やる気になる「目標設定」
3過剰管理に陥らない!やる気になる「実行計画作成」
4過剰管理に陥らない!
PART4★脱!過剰管理宣言
□処方箋を読む前に
□「例外管理」「目標管理」の誤解を解く
□過剰管理の処方箋
1ワクワクする目標を共有すべし
2成功までの道のりを共有すべし
3責任感を共有し、チームワークで活動すべし
4手遅れになる前にお互いに助け合うべし
□つながりが納得、共感を生む
付録≪岸良式「プロジェクトの3段階におけるパワフルな質問集≫
あとがき
1954年兵庫県神戸市生まれ。78年京都大学教育学部卒業。80年神戸大学大学院経営学研究科修士課程修了。89年MIT(マサチューセッツ工科大学)でPh.D(マネジメント)を取得。92年神戸大学博士(経営学)。1994年より神戸大学教授。現在、神戸大学大学院経営学研究科教授。リーダーシップ、モティベーション、キャリアなど、経営学の中でも人間の問題に深く関わるトピックを主たる研究分野としている。
1959年生まれ。ゴールドラット・コンサルティング・ディレクター。日本TOC推進協議会理事。TOCをあらゆる産業界、行政改革で実践し、活動成果の 1つとして発表された「三方良しの公共事業」は、ゴールドラット博士の絶賛を浴び、07年4月に国策として正式に採用された。成果の数々は国際的に高い評価を得て、活動の舞台を日本のみならず世界中に広げている。08年4月、ゴールドラット博士に請われて、ゴールドラット・コンサルティング・ディレクターに就任し、日本代表となる。そのセミナーは、わかりやすく、実践的との定評がある。著書に『マネジメント改革の工程表』『目標を突破する実践プロジェクトマネジメント』『三方良しの公共事業改革』『出張直前一夜漬けのビジネス英会話』などがある。公職:京都府業務改革推進評価委員会委員、宮崎県総合計画審議会専門委員。