
提案書や企画書と聞いたとたんに、「書くのが苦手」とか「難しいな」と逃げ腰になる人がいます。しかし、提案も企画も仕事上における自分の考えをまとめることですから、それが嫌いというなら仕事をすることもできません。
誰でも、仕事のなかで、「ああしたい」「こうすればよいのに」「もっといい方法があるはずだ」と考えることは、数限りなくあるはずです。
そうした意見や願望、アイデアを相手が納得するように、論理的にまとめる作業が提案書・企画書づくりです。
ですから、提案や企画では、考えるプロセスが大切になります。ただ単にアイデアを羅列しても、相手に内容をしっかりと伝え、、説得することはできません。
しかし、いざ企画をまとめようとしても、苦手意識があったり、書きなれていないと、時間ばかり費やされやすいのも事実です。
本書では、苦手意識をなくし、できるだけスムーズに提案書・企画書が書けることができるように、次のような7つの工夫を行いました。
1.提案書と企画書を目的で使いわける
1つめは、提案書と企画書とをあえて使いわけるようにしました。目的に合わせて、比較的簡単に提案できる提案書と、しっかり決める企画書とを使いわけできるような工夫をしました。
これにより、初めての人でも手軽に提案・企画書ができるようになります。
2.苦手意識をなくす2つの切り口
2つめは、苦手意識を克服するための対策として、なぜ苦手なのかの分析とその対応として、「提案能力」と「提案の4要素」の2つの切り口から対応策を提案しました。
3.10のフォーマット
3つ目は、簡単に書けるように、10の「フォーマット」を用意しました。センテンス型提案、ビジュアル型プラン、1枚で書く提案、数行で書く提案などを活用すれば、目的にふさわしいものがすぐにでも書けるようになります。
4.4つの構成要素をもとに書き進める
4つ目は、提案書・企画書の構成要素を4つにまとめ、それに沿って書くようにしたことです。それによって、誰でも迷わずに書き進めることができます。
5.13の事例とポイント
5つ目は、社内プランと取引先企業向けプランに分け、13の事例を用意しました。項目ごとに提案のポイントと事例を用意しました。
自分が提案したい分野の提案事項があれば、それを活用するとスピーディに提案書・企画書づくりが可能になります。
6.採用される5つのノウハウ
6つめは、筆者が長年にわたり実施してきた実績から、「採用される提案書・企画書づくりのノウハウ」を5つにまとめました。
7.提案づくりのデータベース
7つめは、本書で取り上げた豊富なデータベースです。そのまま提案に活用できるデータは、どこに掲載されているかひと目でわかるように、目次に掲載しました。
これらの対策により、初めての方はもちろん、企画書・提案書づくりを苦手としていたあらゆる人たちが、提案書・企画書がスラスラ書けることを目指しました。
PART1
苦手意識をなくすと提案書・企画書が楽に書ける
PART2
提案書・企画書が採用されるポイント
PART3
実践!提案書・企画書フォーマット10
PART4
提案書・企画書は4つの構成要素でまとめる
PART5
すぐ使える!社内での提案書・企画書事例
PART6
すぐ使える!取引先企業への提案書・企画書事例
提案書・企画書づくりに活用できる図表データベース集
名古屋大学卒。マーケティング・プランナー。販促企画、提案営業、シニアマーケティングなどが専門分野。広告代理店、企画会社、メーカーの企画・販促・マーケティング部署を経て、2002年7月にCSN企画を設立、代表に。LEC東京リーガルマインド大学総合キャリア学部教授。講演、執筆、コンサルティング活動に加えて、各種企画立案などを行う。