
あなたが仕事などで取引先を訪問して帰ったあと、そこの女性社員が上司に、
「あの人は感じがいいですね。仕事ができそうな方ですね」
と言って味方になってくれるか、
「あの人はあまり仕事ができそうにないですね。感じが悪いですね」
と言うか、この差はその後の仕事に大きく影響してきます。悪く言われた人は、
「俺のよさが、そんな短い時間でわかるわけがない!」
と反論したくなりますが、この女性の直感的な評価が意外に当たっている場合が多い。なぜ女性にはこのような直感が働くのでしょうか。
また、クラブなどの飲み屋に行った時、同じお金を使っているのに、そこで働く女性にモテる人とモテない人に分かれる。この違いの要因は何でしょうか。
答えは本文をお読みください。
男性だけでなく女性をも味方にしてこそ、多くの支持が得られ、ものごとがうまく回るようになり、人生も充実してきます。ビジネスや政治でも、ほとんど同じです。
人を味方にするキーワードは、男女にかかわらず大きく分けて次の二つです。
一つは、「好き」という感情。
もう一つは、「信頼」という感情。
そしてこの「好き」と「信頼」の要因は、男性と女性では少し性差があるようです。また、恋愛や結婚、ビジネスや友情などその関係性によって少し変わってきます。
女性が男性を好きになる要素には、容姿・清潔感・ユーモアなどがあり、信頼できる要素には、誠実さ・自信と信念・高収入・逞しい身体と健康などがあります。
男性が女性を好きになる要素には、容姿・明るさ・色香などがあげられますし、信頼できる要素には、気配り、優しさ、料理上手、健康などがあります。
これらの「好き」の要素と、「信頼」の要素がよい人間関係、とくに男女関係の基本です。あなたがそのことを認識し応用したら、女性から好かれ、信頼され、チャンスが増え、あなたは大きく成長するでしょう。しかし現実はどうかといえば、
「女性は自分の思うようにはならないナ」
と嘆く男性のほうが圧倒的に多い。もしそう感じているとしたら、それはあなたの魅力度の不足というよりも、<女性理解>が足りないからと考えたほうがいいでしょう。かくいう私も若い時は、女性理解ができずに、そういう思いを何度もしました。
また、多くの男性は<男性理解>の点でも誤解している危険性が高い。とくに最近は、優しさを勘違いした「男というもの」にとらわれ、それがマイナスになっている人が多いのかもしれません。
私たち現代人は、文明の進歩発展によって、またライフスタイルの変化によって、意識も大きく変わったと思っていますが、それは大きな誤り。男女の意識のような根本的な部分は、私たちの祖先が獲得したものからほとんど変化していないのです。
地球生命三十五億年の時間のなかで、人類の歴史は五百万年前に始まり、狩猟採集生活は数百万年前に、農耕生活が一万年前に始まったとされています。このように私たちの祖先は、その膨大な時間の流れのなかで、男女性差を獲得してきたのです。
生物学的な性差は、進化の過程で男女が異なった生き方をしてきた結果生まれたもので、遺伝子に深く刻み込まれていて変えようがない。脳の構造はいっしょでも、男性と女性には決定的に違っている部分がある。その違いは「男性の脳は狩猟脳、女性の脳は採集脳」ととらえるのが一番わかりやすいと理解しています。
つまり人類進化の過程で、男性と女性は異なった役割を持った結果、脳の働き方に性差が生じたということ。この特化された脳の特徴を理解すると、男性と女性の違いが手にとるようにわかります。
男性にとって一番大事なのは、いうまでもなく「仕事」です。人間は仕事を通じて成長する。人生の最高の喜びも仕事を通じて得られるものです。だが、仕事の活力を得るのも、仕事で業績を上げようと思うのも、どこかで女性に評価されたいという色気につながっていないでしょうか。この気持ちに素直に従うことです。
人生を充実させるためには、やはり女性に好かれ、信頼されて味方になってもらうことも必要ではないでしょうか。男性が素敵な色気を輝かせるのには女性の存在が欠かせないからです。あなたも輝きつづけるために、より女性への理解を深め、女性に強くなることにこだわってみてはいかがでしょう。
本書をお読みになると、それは決して難しいことではないとおわかりになるはずです。
第1章 女性の採集脳を刺激せよ
1 男の脳が獲得した三つの特徴
2 女の脳が獲得した三つの特徴
3 なぜ女性は強い者に憧れるか
4 女性はどんな男に魅力を感じるのか
5 女性は常に守られていたい存在である
6 男性は愛し、女性は愛されるようにできている
7 なぜ女性は「愛されること」に貪欲なのか
8 女性は目先の快と不快に敏感
第2章 女性はどんな男を素敵と思うのか
1 同性にモテない男は異性にもモテない
2 家族を大切にする男は素敵に見える
3 どこかに尊敬される部分を持て
4 「話し上手」は強力な武器になる
5 話の苦手な人は「聞き上手」でいけばいい
6 女性の好感度は会う回数に比例する
7 女性のハートはご機嫌なときに開く
8 女性は口説き文句をBGMとしか思わない
9 女性にとって「魔法の鏡」になってあげるのもいい
10 すべての女性からウケようと思うな!
第3章 女性を味方にする三種の神器
1 女性の採集脳を刺激する三つの方法
2 女性は男の経済力をどこまで求めるか
3 男の会話力は「女性にしゃべらせる」こと
4 身体力で女性を安心させる
5 二十五歳すぎたら身体力を鍛える
6 女性を味方にするもう一つの秘密兵器
7 飾り気のない男に女性は意外に弱い
8 感情にかられたままの反応をするな
9 本音を引き出すには
10 女性は追いかけずに引き寄せよ
第4章 自分のファンになってくれる女性の作り方
1 「この人、モテる人ね」と思った男に女性は惹かれる
2 まず自分を「店卸し」してみること
3 「売り込まない謙虚さ」が男の売り物
4 好印象を持たれることに全力を注げ
5 受け入れてあげれば女性は心を開く
6 女性が落ち込んでいるときはチャンス!
7 ハイテンションから生まれる錯覚を利用せよ
8 女性がふと惹かれてしまう男のタイプ
9 女性にはギブ&ギブに徹する
10 「類友の法則」を打破して富豪になった男
第5章 一流に触れてこそ、男は磨かれる
1 年齢とともにますますモテるために
2 年相応の男らしさを究める
3 とつぜん脱皮・変身する女性を見抜く
4 成長する女性は知的栄養を求める
5 褒める要素は顔から見つける
6 育ち方を見ると女性の性格がわかる
7 女はなぜ花をもらうと喜ぶのか?
8 「モテる」という自己像を持つには
9 よい自己像はよい口ぐせから始まる
第6章 女性に信頼される男の魅力づくり
1 年齢とともにますますモテるために
2 年相応の男らしさを究める
3 とつぜん脱皮・変身する女性を見抜く
4 成長する女性は知的栄養を求める
5 褒める要素は顔から見つける
6 育ち方を見ると女性の性格がわかる
7 女はなぜ花をもらうと喜ぶのか?
8 「モテる」という自己像を持つには
9 よい自己像はよい口ぐせから始まる
東京農業大学卒(生化学専攻)。「口ぐせ理論実践塾」塾長、「ヒューマンギネス倶楽部http://www.hg-club.jp/」主宰。「人間は何歳になっても心身ともに成長し続ける」ということを自ら実証する。外資系企業の役員当時、57歳で早稲田大学社会科学部に学士入学。卒業後、法政大学大学院修士課程でMBAを取得、さらに東京農大大学院博士後期課程修了。48歳から始めたスキーは上級の腕前。66歳、カナディアンロッキーでヘリスキーに挑戦。65歳、イヌイットとともに北極グマ狩猟の旅をする。66歳、東京工芸大学写真別科に入学、フォックス・タルボット賞を受賞しカメラマンとしてデビュー。73歳、ミグ戦闘機で大気圏まで飛びアクロバット飛行を体験。75歳からサキソフォン演奏に挑戦中。その他、クルージング、モーターバイク等を趣味とし、遊びの達人とも言われる。こうした活力ある自らの体験を通して説かれる「生き方提言」は、誰もが納得するところであり、人々を魅了してやまない。 栄養生化学者、健康科学者として長年にわたって、心と体と健康の関係を研究。大脳・自律神経系と人間の行動・言葉の関連性に着目した独自の「口ぐせ理論」はとくに著名。生き方健康学の伝道師といわれ、数々の著書や講演・セミナーで多くのファンをもつ。