1. HOME
  2. ビジネススキル・キャリア
  3. 仕事術
  4. <意思伝達編>論理力を鍛えるトレーニングブック
ビジネススキル・キャリア
仕事術
<意思伝達編>論理力を鍛えるトレーニングブック
  • 定価:1,470円(税込)
  • 判型:46
  • 体裁:
  • 頁数:224頁
  • ISBN:978-4-7612-6014-9
  • 発行日:2002年4月26日
購入はこちらから:
  • amazon.co.jp
  • 紀伊国屋書店
  • セブンネットショッピング
  • 楽天ブックス

<意思伝達編>論理力を鍛えるトレーニングブック

­渡辺パコ /著
内容紹介:

前作『論理力を鍛えるトレーニングブック』で、「論理思考は特別な能力ではない」と明したが、「論理的にわかりやすく、正確に自分の意思を伝える力」もまた特別な能力ではない。論理思考に基づき、手順を踏んで行うことと、途中で思考を停止しないという点さえ身につけば、論理的な説得は十分可能だ。

今回の「意思伝達編」は、論理力を一歩進めて、「自分の考えを論理的に構成し、それをどのように会話や文章で人に伝えるか」をテーマにしている。前作を読んでいなくてもわかる内容にしているが、前作を読んでおいたほうが、理解はより深まる。

自分が考えていることを論理的に構造化することができ、さらにそれを相手にきちんと伝えられるようになると、次第に「仕事がやりやすくなった」「人から信頼されるようになった」と感じるようになる。「最初は心配だったが、やらせてみたら思った以上にやってくれた」と上司に言われたり、「○○先輩についていけばだいじょうぶだと思った」と言われたりしたという話を、筆者が講師をしているグロービス・マネジメント・スクールの修了生からも聞くことが多い。

 ビジネスでは、ただ自分がロジカルであるだけでは足りず、その論理を使って実際にビジネスを動かせて、はじめて価値がある。ロジカルでありさえすれば人に伝わるというわけではないが、人が動いてくれる論理構成の仕方というものは存在する。本書では、「実際に人とともに行動する」ための論理の組み方を学んでいくことにしよう。

目次詳細:

プロローグ
●ロジックで意思伝達のパワーを上げよう

1.やりたいことをやるために、意思伝達力を鍛える
 ◎「これをやりたい!」という意思が出発点
 ◎人を動かすことで、やりたいことを実現する
2.「やりたいことができる」とはどういうことか?
 ◎たとえば都会と田舎、両方に暮らす
 ◎たとえば週休5日を実現する
 ◎不可能に思えることを現実のものにする
3.あなたの企画書が通らない理由
 ◎一番伝えたいことが伝わらない
 ◎メッセージを伝える勉強はしてこなかった
 ◎論理的にメッセージをつくる方法を学ぼう
4.「論理思考」を鍛えてはじめて意思伝達力が身につく
 ◎意思伝達力のさまざまな側面
 ◎自分の考えに自信がもてるようになる
5.この本の特徴と構成
 ◎GMSの講師経験をもとに書かれた
 ◎実際のビジネスパースンに回答してもらった
 ◎付箋を使って手を動かして学んでほしい


第1部 基礎編
    論理思考で意思をつくり伝える

第1章●意思が伝わるメッセージはココが違う!
1.「イシュー」が特定されているか?
 ◎「イシュー」は「問題」や「課題」とは違う
 ◎イシューは疑問文の形をとる
 ◎イシューを維持する
2.「メインメッセージ」がはっきりしているか?
 ◎イシューに対する答えがメインメッセージ
 ◎メインメッセージが発見されるタイミング
3.理由が構造化されているか?
 ◎「キーライン」がメインメッセージを支える
 ◎キーラインは5個以内
 ◎論理はピラミッドストラクチャでまとめ上げる
4.ピラミッドから表現に展開されているか?
 ◎ピラミッドは表現の設計図
 ◎ピラミッドからはずれずに表現する
5.7割の時間と力を論理構築にあてよう
 ◎ピラミッド作成までに7割の時間を割く
 ◎表現は3割の時間で
 ◎情報収集と論理構築は同時に行う
6.文章表現がうまい必要はない
 ◎うまい文章を書こうとしない
 ◎「自分が考えてきた思考のプロセス」を書かない
 ◎文章力に頼らない

第2章●意思伝達力を生み出すステップ
step1 イシューに徹底的にこだわる
 ◎イシューの候補の違いを考える
 ◎イシューの意味を深める
 ◎イシューを決定する
 ◎イシューはひとつか?
 ◎言葉を定義しないで意味を考える
step2 ストラクチャを発見する方法
 ◎イシューが決まったら、メインメッセージを想定する
 ◎サブイシューを考える
 ◎イシューとメッセージ
 ◎サブイシューの発見が非常に重要
 ◎サブイシューは厳密にMECEにこだわらなくてよい
 ◎サブイシューを発見する3つの方法
step3 「So What?」で意味を抽出する
 ◎ストラクチャに合わせてパーツをグルーピングする
 ◎重要なパーツを漏らさない
 ◎So What?で意味を抽出する
step4 ピラミッドストラクチャを完成させる
 ◎So What?を数回繰り返す
 ◎さまざまな読み手の立場で眺めて反論を考える
 ◎反論に対する反論を考える
step5 表現に展開する
 ◎ピラミッドから文書に展開する
 ◎文書のボリュームはどの程度が適当?
 ◎プレゼンテーションの注意点
 ◎自分のキャラクターを活かす
 ◎漢字の少ない文章を書こう
 ◎慣用句を使わない


第2部 基礎演習編
    意思伝達トレーニング

STEP1●イシューと結論を押さえる
1.演習1/MBAをとる
 ◎【課題】
 ◎設問(1)の回答と解説
 ◎イシューを絞り込むと……
 ◎設問(2)の回答と解説
2.演習2/手作り自転車
 ◎【課題】
 ◎課題(1)の回答と解説
 ◎課題(2)の回答と解説
3.イシューの重要性
 ◎事前にイシューを見つける習慣をつける
 ◎イシューを書きとめ、最後まで見失わない
 ◎イシューを設定する力を上げる方法

STEP2●ストラクチャを発見する
1.演習3/パソコンを買い換える
 ◎【課題】
 ◎読み手に対してサブイシューを考える
 ◎MECEを意識しすぎない
 ◎論理のための論理にならないように注意する
2.演習4/ダイエット
 ◎【課題】
 ◎情報が加わると、ロジックにどう影響するか?
 ◎サブイシューを厳選する
3.サブイシューは説得論理の基本
 ◎サブイシューはロジックの構造そのもの
 ◎サブイシューはダイナミックに変化する

STEP3●「So What?」で意味を抽出する
1.演習5/MDプレイヤー
 ◎【課題】
 ◎意味を限定すると考えやすくなるが……
 ◎さらに深めて思考する
2.演習6/小学生の外遊び
 ◎【課題】
 ◎情報が加わってもイシューは変わらない
 ◎メインイシューに対して、情報をSo What?する
 ◎何によって結論が動くかを知る
3.So What?は最も重要な知識生産の手法
 ◎So What?の価値
 ◎知的価値が生まれる瞬間

STEP4●ピラミッドストラクチャを完成させる
1.演習7/ユニクロの野菜事業
 ◎【課題】
 ◎第1キーラインの検討
 ◎第2キーラインの検討
 ◎第3キーラインの検討
2.演習8/eラーニング事業
 ◎【課題】
 ◎第1キーラインの検討
 ◎第2キーラインの検討
 ◎第3キーラインの検討
3.True?と理由付け
 ◎キーラインは説得力そのもの
 ◎So What?で抽出しTrue?でチェックする
 ◎思考を止めない方法

STEP5●表現に展開する
1.演習9/ユニクロの野菜事業
 ◎【課題】
 ◎できた文章を読み込む力
 ◎キーラインに沿った説得力のある文章ができているか
 ◎キーラインと文書構造が一致しているか?
 ◎まどろっこしい構造は読み手に負荷をかける
 ◎キーラインと段落が一致している
 ◎メインメッセージに向かって表現する
2.演習10/eラーニング事業
 ◎【課題】
 ◎スライドの特性に惑わされない
 ◎スライド作成の基本ルール
 (1)ピラミッドをより適切につくる
 (2)ピラミッド構造をスライドにする
 (3)文章を短くしすぎない
 (4)メリハリをつける
3.パソコンを使いこなす
 ◎ピラミッドストラクチャはエクセルでつくる
 ◎テキストエディタとワープロ文書
 ◎パワーポイントはデザインテンプレートを使う


第3部 総合演習問題

SOHO社員制度の提案
 ◎さあ、あなたも頭と手を動かして回答を作ろう
 ◎【課題】


エピローグ
●意思伝達力を鍛えて自分の理想を実現させる

論理思考を基礎に説得力を磨く!
 ◎論理的であることと「筋道」
 ◎論理的であることと「個性」
 ◎論理的であることと「変革」

渡辺パコ (著)

1960年東京生まれ。学習院大学文学部哲学科卒。コピーライターを経て、執筆、コンサルタント(人材・人事、経営戦略、環境経営)、講師・ファシリテータとして活動。 現在、株式会社水族館文庫代表、グロービス経営大学講師、亜細亜大学経営学部非常勤講師、デジタルハリウッド大学講師、日本工業大学専門職大学院客員教授、NPO法人環境リレーションズ研究所監事をつとめる一方で、横浜市などの環境政策にも関与。