長女(6歳)と次女(4歳)が、両者号泣に至る大喧嘩をした。私の目の前で、夕食中の出来事だ。
そのとき、家族で、「ミカン食べ比べコンテスト」をやっていた。たくさん買ってきたミカンの中から、各自が一個を選ぶ。それを一房ずつ食べ比べ、誰のミカンが一番甘いのかを決定するのだ。
優勝者は、次女(4歳)だった。次女は大喜び。
ところが、次女が長女とミカンを一房ずつ交換する際に紛争が勃発した。長女が一房を次女に与えたにも関わらず、次女は自分のミカンを必死で半分に千切り、半分のみを長女に与えたのだ。
長女は「ずるい!」と絶叫し、残り半房のミカンを奪おうと、次女ともみ合いになった。しかし相手に隙を与えず、鬼の形相で残りの半房を口に放り込んだ次女。長女は号泣した。それを見て、「だって、もっと食べたかったんだもん!!」と言って次女も泣きわめき始めた。
一部始終を見ていた私と妻は、不覚にも腹を抱えて笑ってしまった。妻に至っては、笑いが止まらず涙まで流している。
机の上には、ミカンが合計30個ほど山盛りになっている。何も、半房のミカンをめぐってそこまで争わないでもいいだろうに。次女のセコさも驚異的だが、それくらいのことを許せずに号泣する長女のナイーブさにも、驚いた。
愛媛県のミカン農家の皆さん、ありがとうございます。生協で買った「旬選味わい小粒みかん」、おいしくいただいています。まだ熟れ方は若いですが、それでも紛争の種になるほどの味です。
収穫の秋である。
山中れいじ
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