娘二人を連れてボーリングに行った時のこと。駐車場をようやく見つけ、ややこしくバックしながら駐車しようとしていた緊張モードの私に、娘たちがやたらと話しかける。
「ちょっと、だまってて。返事できないから。」
とたしなめたにも関わらず、上の娘(6歳)が私に聞いてきた。
「ママはさ、パパと結婚したとき、パパのこと好きだったの?」
あまりの質問に私が絶句していると、下の娘(4歳)が答えた。
「ママは、パパがいっつもお金を持ってきてくれるから、だから結婚したんだよ。」
私は危うく、隣の車にぶつけそうになった。
子供とは、なんと残酷な、なんと不可思議な生き物だろう。
山中れいじ
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