戦い、そして教える

2006年04月11日

「陽明学」の本を読んだ。

王陽明は、単なる学者ではない。戦争にめっぽう強く、反乱軍と戦いを重ねて、負けたことがなかった。

しかも彼は、戦いに疲れる身体を引きずって、教壇に立ち続けた。

「陽明学は、講学という例にもあるように、教育重視の思想である。罪人を監禁する獄を多く作るより教育をすること、学校を作ることの大切さが優先する。社会問題は教育問題であるという認識が、陽明にはあった。人材育成や人づくりが家族や企業や国の繁栄をもたらすと考えていた。」

「実際に、陽明は、どんなに戦で疲れていようと、戦場にいても講学は欠かさなかった。病気と戦い、心中の賊と戦い、山中の賊と戦う、さらには講学を欠かさず、まさに陽明は意志の人であった。」

(真説「陽明学」入門 林田明大 三五館)

この文章を読んで、グロービスで講師をやっている方々のことを、ふと思い出した。ダイエーの樋口社長も、以前はグロービス・マネジメント・スクールで講師をやってくださっていた。学んでは戦い、教えてはまた戦う。王陽明のような経営者だと思う。

山中礼二

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