正直に白状すると、私は東横インの西田社長を尊敬している。いや、「尊敬していた」。いや、正直に言えば、今でもやっぱり尊敬している面が多い。
西田社長の著書、「東横インの経営術」によれば、西田氏は32歳の頃から、「内観」道場に通っている。「内観」とは、自己探求の手法であり、また西田氏によれば「精神修養法」の一つでもある。
「内観」のやり方はシンプルである。これまで生きてきたなかで、
・(他者に)してもらったこと
・してお返ししたこと
・迷惑をかけたこと
の3項目について、父母をはじめ様々な人達との関係を思い起こし、自分の過去について振り返る。これを通じて、自分が他者にお世話になり、他者に「生かされて」今に至っているという事実に気づく、という。
西田氏が記者会見の場で涙を流し、「これまで、自分が上等な人間だと思っていたことが恥ずかしい」と語ったのは、一種異様な光景だった。しかし、自己反省力を鍛えた西田氏からこそ、自分がいかに大きな社会的罪を犯したか、短期間で気づいたのではないだろうか。
世の中には、「自分は上等な人間だ」と思っている人達がたくさんいる。実際には上等も下等もなく、誰もが多くの長所と多くの欠点を抱えている。自分の欠点に気づき、自分が日々犯している罪に気づく力。この力があれば、人間は無限に成長し続けられると思う。
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トラックバック時刻: March 18, 2007 10:06 PM
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